「国語を得意に!」〜中学入試応援ブログ〜

中学入試の国語を得意にすること、合格方法についてはお任せください。

過去問を使って国語の成績を上げる。やり方は簡単。

今日は過去問についてお話します。

 

目次

1)授業で実施した入試演習実施校

2)その年の生徒の進学先

3)入試演習の狙い

4)テストから定着までの流れ

5)効果的な家庭での過去問実施法

 

 

1)授業で実施した入試演習実施校

2月5日から実施した順にひたすら書いて行きます。

もう10年以上前のことですが。

桜蔭

女子学院

開成

開成

豊島岡

麻布

早実

麻布

麻布

早稲田

海城

開成

麻布

女子学院

駒場東邦

女子学院

桜蔭

桐朋

桜蔭

桐朋

駒場東邦

駒場東邦

浦和明の星

麻布

桜蔭

豊島岡

渋谷幕張

聖光学院

渋谷幕張

渋谷幕張

ラサール

ラサール

早稲田

女子学院

駒場東邦

女子学院

女子学院

早実

雙葉

雙葉

桜蔭

栄光学園

海城

海城

麻布

駒場東邦

麻布

女子学院

女子学院

桜蔭

桐朋

聖光学院

駒場東邦

麻布

本郷

女子学院

筑波大駒場

開成

桜蔭

ちょうど60本でした。

 

2)生徒の進学先(2クラス中の上位クラス20名)

開成3名、麻布3名、武蔵1名、海城1名、巣鴨1名、桐朋2名

女子学院3名、雙葉3名、吉祥女子1名

渋谷幕張1名、早稲田実業1名

※ 1日の不合格者が3名出てしまいました。

 

3)過去問の狙い

生徒の潜在能力の開花。

国語についていえば、難しい問題をやれば力がつきます。

本文の内容を教えるのではなく、いかに考えるかを教えれば、生徒は文章の読み方と設問に対する考え方を簡単に身につけます。

夏前には御三家でふつうに合格点をとれるようになるのです。

そうすれば、志望校は変わりますよね。

自らの可能性を信じるようになるのです。

 

4)テストから定着までの流れ

テスト(試験前2分間は本番をイメージさせた上でゆっくり呼吸をする練習)

→解説

→入試までにとれるようにする問題を決める

→復習(間違えた問題について、設問からの思考過程を文章で説明。解説する問題の優先順位を決め、最大1時間とする)

→授業前に私がチェック

※授業を続けていくと、この問いは○○中○○年度の問6と一緒だね。あの時の答えはなんだったっけ? と記述の答えを生徒に言わせることも普通に行われます。

※この流れの中には近年導入したものも含まれます。

 

 

5)効果的な家庭での過去問実施法

目的=力をつけること

目的≠何点とれるか確かめること

目的≠時間内に点数をとるためのトレーニン

 

だから、国語は早く始めるのがいいんです。

5年の9月、遅くとも2月には始めたいですね。

偏差値レベルの高い学校は良問を出すところばかりですので、

やれば間違いなく力がつきます。

 

今年(2020年)の6年生は学校がまだ再開されないこの5月中に始めてください。

 

力をつけるための実施法

2週間で1年分を実施。

【第1週】

1)問題を解く

長文2題・3題の学校は20分前後で問題を解く。

長文1題の学校は2回に分けてやってもらっても構いません。

基本的には終わるまで解くのですが、どうしてもわからないものは空欄で構いません。

 

2)答え合わせ

点数はつけない。今の自分の実力を確認する必要は一切ありません。

ポイントは直し。

間違えた問題に対して全問行います。

①設問と解答(選択肢は正解の内容まで)をセットでノートに書く。

問いと答えの型を学びます。

※理由を聞かれたら「から」と答えるというレベルではありません。

②間違えていた問題はどこを見ていれば答えが出たのかを本文で確認。ノートに書き写す。

答えへいたる過程を可視化します。

③どういうことを意識すれば次は正解を出せるようになるのかを考える。

「この問題」を学ぶことで、「次の問題」をできるようにする。

要は抽象化です。これが最も重要。よい教師はここを教えてくれる教師です。

しかし、力があっても先にここを教えてしまい、言われたとおりに解けと指導してしまう人もいます。生徒自身に気づかせることが最も重要。

④3ヶ月後、どの問題をとれるようにするかを決める。

未来の自分に対する期待を持たせる。

 

【第2週】

1)解き直し

答え合わせをしてから3日後以降に行ってください。

思い出そうとしてもらって構いません。

2)答え合わせ

①考え方がわからずに答えを出してしまったものは【第1週】の①〜③を実施。
②記述ですべての要素を入れていなかったというような場合は答えを写すだけでOKです。

 

小5の間に御三家レベルの問題を5年分でも終わらせることができた生徒の志望校はまず間違いなく最難関校になるはずです。

この段階で算数が苦手でも構いません。6年生になったら算数を集中して勉強すればいいんです。このような勉強をした生徒は算数が苦手なままで終わることもまずありません。

 

小6生で偏差値50以下の生徒の場合もすぐに過去問を始めてください。

この5月中に2日に長文1題のペースで進めてください。

問題を解いて答え合わせ。翌日同じ問題を行う

この形でやっていけば必ずできるようになります。

本当に苦手な生徒の場合、漢字学習と設問読解についてのブログを是非お読みください。必ず成果につながります。

 

国語は間違いなくできるようになります。

何かお困りのことがあれば是非ご相談ください。