中学受験 おすすめの漢字問題集
中学入試まであと4ヶ月。
時間を有効に使って勉強したいですよね。
今日は、漢字の仕上げにふさわしい問題集を紹介します。
漢字テストは、1冊をじっくりやっているだけではダメなんです。
違う例文になったときに間違ったり、違う字との組み合わせになったときに間違ったりするのです。
ですから、最後はもう1冊の漢字の問題集がどうしても必要です。
それでは、おすすめの漢字をレベル別にお伝えします。
漢字が苦手な人向け。
漢字の書き取り、読み取り、同音異義語、同訓異字、四字熟語、対義語・類義語等あらゆる漢字の出題に対応しています。
しかも、でる順に配列されているため、入試によく出題されるものから勉強できるというのは利点といえます。
この問題集使用上の注意を1点だけあげておきます。読み取りに出題されているものまで書けるようにしておきましょう。
漢字が苦手な人向け。
同訓異字、同音異義語、同じ音の漢字、似た漢字など、間違えやすいものを定着させるのにたいへんよい問題集です。同訓異字は、漢字の意味と使い方が定着できるように工夫されており、苦手な生徒が一人で勉強するのにうってつけのものとなっています。
ただし、問題数が少ないので旺文社のと併用するのがよいでしょう。
漢字の仕上げ用。
旺文社の出る順では物足りない人にうってつけです。
漢字の問題集としては珍しく解答が充実しています。解答に、その字を含む他の熟語の出題例が出ているため、一題で複数の熟語を学ぶことができます。
私は6年生の5月頃までは漢字テストで「復旧」をやった場合、往復・復路・復活・復帰・復元・回復・修復・一陽来復・復習・復唱・反復・復命・拝復・報復まで確認し、さらには「複」「腹」「服」を使った熟語の確認まで行います。
プロ講師が生徒に点数をとらせるためにどうしたらよいかを考え抜いて作った問題集だということがよくわかります。本当におすすめです。
渋谷幕張や早稲田中など小学校の範囲を超えて出題する学校を受ける生徒向け。
志望校が小学校の範囲からしか出題しない場合は、2610か1560がよいでしょう。
しかし、範囲外が出題される場合は、ここまで勉強しなければなりません。
漢字の1点、2点で合否が決まる場合もあります。
また、漢字の勉強によって語彙が増え、読解力向上につながることにもなるので、漢字が得意でない生徒はやり続けた方がよいでしょう。
是非、がんばってください。